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怪奇小話★異郷の空
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その音は体全体にわたって響いたが、まもなくすぅっと消えていった。

何が何だかわからないままハッと目が覚めた。
びっしょり汗をかいたらしく、Tシャツが濡れている。
「あ~よかった」
ようやく身体に収まったらしく、安堵の胸をおろした。

今までカードに夢中になっていた二人だが、たった今しがた電話が鳴ったらしく、Sが「ハロー、どなたですか?」を繰り返している。
「こんな夜中に電話をしてくる奴は一体誰だろう?」
「Axxhole !」とブツブツつぶやきながら、受話器を戻している様子だ。

彼女のほうは「誰だったの?」「いたずら電話?」と興味ありげにSにたずねている。
「受話器をとったけど、ダイアルトーン(発信音)だけだったよ!」

私も身を起こして、ゆっくりと彼らが座っているカウチに移った。
そして、なかば放心状態で、自分の身に起こったことを、二人に話した。

彼らは「全く信じられない」という顔つきで、私の話を聞き入ったが、何も見ていない彼らには、何がなんだか全然理解できないようだった。
カードに夢中だったけど、とにかく様子がおかしいとか、特別、変わった様子はなかったといった。

ただ、「逃げろ!」と、いう声と、鐘を鳴らす音を聞いて、目覚めたことを話したとき、
二人とも非常に驚いた様子を見せた。
午前00:00をまわる頃、電話のベルが鳴ったので、確かに受話器をとった。
けれども、相手がすぐに切ってしまったので、電話に出たときは、発信音しか聞こえなかったといっている。
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以前は音楽家でしたが、西洋占星術と出会って以来、はまっています。
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